2025 涼茶

2025 涼茶

蝉の声に本格的な夏の訪れを感じる頃皆さまにおかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
茶づくりは、太陽と月、陰と陽、人と自然・相反するものが響さ合い、調和とともにある営みです。
今年は春先の寒波、そして朝晩の冷え込みが茶樹に休息と栄養を与え、芯の強い茶葉を育ててくれました。
初夏の陽を浴びたその葉は、凛とした香りと、凝縮した旨みを蓄えています。
この恵みを無駄にせぬよう、蒸し、揉み、火入れと一葉一葉に真心をこめて、納得のゆくまで手をかけました。
夏はココロもカラダも負担のかかる季節です。
だからこそ、自然の生命(めぐみ)が詰まった一泉で、内側から整えていただけたらと思います。
茶匠吉泉では今夏も、皆さまの健やかな日々に寄り添うお茶をご用意しております。
贈り物やご自宅用、限定品もございます。
ぜひこの機会にご利用ください。

2025 涼夏

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慈冬
2025慈冬

慈冬

初冬の候、霊巌寺奉納(れいがんじほうのう)の時節です。招福壽茶(しょうふくことぶきちゃ)を始めたのは一九九六年。 先代の辰藏(たつぞう)が他界した翌年のこと。お茶を通して、ひとさまの健康に寄与していこうと霊巌寺にてご祈祷いただいたのが始まり。今では三十年続く茶行事として年末にはゆく年への感謝を新年にはくる年への祈願を込めた歳暮の贈りものとして喜ばれています。これからも、吉泉の茶想を大切にし心に残るお茶を作り続けたいと思います。 二〇二五年 冬 八女吉泉園茶舗 四代 吉泉辰藏、三姉妹

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熟秋
2025熟秋

熟秋

錦秋の候、木犀香が漂う頃となりました。八女茶発祥の地、霊巌寺の山々も粧い深まりつつある秋の気配を感じます。そして、熟成された初蔵出しの八女茶をお披露目できることを嬉しく思います。奥八女特有の風土の中で、香気や旨味がぎゅっと、縮された芳醇な一泉は格別です。自然を相手に長くお茶づくりをしているとその度に「お茶は生きている!」と実感し全てのことに感謝の念が尽きません。吉泉のお茶が、日々のひとときに寄り添い団欒をもたらしてくれることを願って… 二〇二五年 秋八女吉泉園茶舗 四代 吉泉辰藏 三姉妹

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