八女感動茶とは
八女感動茶とは
愛すべき、日常茶飯時
お茶は、人と人が語らうことの
素晴らしさを教えてくれる。
逆に、黙ったまま互いにうなずきあうだけで
意を通じあわせられるという、
”こころの世界”の不思議も教えてくれる
ごくごくありふれてこの
山里からとれた美味しいお茶が、
日本中に広がり、あるときは、
一家団欒の夕飯を温かくしめくくったり、
またある時は受験勉強に疲れた学生の
夜食の時間をほぐしたり、
さらには、大都会のインテリジェントビルで日々を闘う
企業戦士の心を、静かにいやしたりしている。
それが、とてもいい。
--- 八女感動茶。 ---
今日も、どこかのだれかの、濃く、深く、
愛すべき日常茶飯時のために。
あまりに美しすぎる新緑の里八女茶はここに始まり、またここに還っていく。
発祥から五百数十年。
今も威厳を守る八女茶のふるさと。
八女茶の発祥
ときは応永三十(1423)年といいますから、いまから六百年も前のこと。
出羽の国(秋田県)の学僧・周端禅師が、明(いまの中国)から日本に帰り、 この黒木の地が修行をした蘇州霊巌寺の山系風光によく似ていることから、ここに寺を建立。
はるばる明から持ち帰ったお茶の実を当時の庄屋であった 松尾太郎五郎久家に与え、栽培と製法を授けたのが八女茶の発祥だと伝えられています。
現在、この霊巌寺の周囲は「お茶の里公園」として整備されお茶の歴史資料を展示した「お茶の里記念館」や、キャンプ場などを備えた「きのこ村」など、 様々な施設が揃っています。
その中でも注目されるのが、日本三大奇岩のひとつに数えられる奇岩群。
男岩・女岩・仲人岩と揃ったその自然の造形の不可思議は、 全く見事というほかはありません。
吉泉園では、このお茶の聖地・霊巌寺に毎年お正月休み明けの仕事始めの日に、お茶の感謝と顧客の皆様の健康を祈って、社員全員で参拝させていただいています。
美味しさを求めて、黒木の里で百有余年。
たどり着いたのは、名人たちの細やかな愛情と茶畑の元気な土造りが原点でした。
こだわりは土造りから始まります
美味しいお茶を造るには、様々な条件が満たされなければなりません。
元来、お茶の樹は亜熱帯性植物で比較的温暖な気象条件が必要です。
しかし、温暖な地域であっても 昼夜の温度差や日当たり、雨の量、畑の土の特性などの条件が揃わなければ美味しいお茶造りはできません。
この「黒木の里」は、これらの条件を全て満たした数少ない地域なのです。
しかし、美味しいお茶造りをするには、瑞々しい茶葉を育てるための丈夫な茶樹を作ることや、活力のあるフワフワとして柔らかい土壌造りが最大のポイントです。
夏から秋にかけて石灰、魚かす、たねかす、堆肥、有機肥料など与え、土中の微生物を活性化させます。
さらに秋から冬にかけて、藁を茶葉の根元に敷き詰め、土中の微生物を守ります。
このように茶造りの名人たちが、手間と労力を惜しまず育てた茶葉がいわゆる八十八夜(4月下旬から5月上旬)ごろに一番茶として摘み取られます。
その独特の地形と風土が、
お茶づくりの最高の舞台装置。
スポット
吉泉園はお茶のふるさと八女市黒木町にあり、福岡県の東南部に位置し東は矢部村をはさんで大分県、南は熊本県に隣接しています。
町の西部は一部盆地をなし、そのほとんどが急な地形。標高も60〜900メートルに達します。
周囲三方を山で囲われ、清流矢部川の流れに 現れる朝夕は霧が濃く、その谷間は寒暖の差も激しい。
この独特の地形と風土がお茶造りに最高の条件を与えているのです。