こだわりのお茶づくり

茶匠

磨けば磨くほど、光り輝く茶葉たち。
熟練した茶匠が、八女感動茶を生み出します。

一言でお茶といっても、茶葉には様々な個性があります。
収穫された畑、時期、品種、加工方法など、
いろいろな条件で香り・ 味が微妙に変化します。
この多様な性格を持った茶葉を吉泉園では、
茶匠の長年の経験と技で吟味し、
伝統の味へと作り上げていきます。
数々の性質の茶葉を吟味し、
絶妙のバランスで本物の「八女感動茶」を創り出します。

製法、仕上げと設備

手揉み製法

先人の知恵に脱帽

本来、お茶は薬として珍重された高価な飲み物でした。

この薬としてのお茶を、長い時間と工夫・改良を加えて完成したのが現在の緑茶です。

一葉一葉人間の手のひらで行う 「手揉み」の製法は、先人たちの知恵と愛情がぎっしりと詰まっています。

蒸し(蒸熱)

生葉に低圧の蒸気を当て蒸します。お茶の香りと味わいを決める重要な工程です。酵素活性を抑えるとともに加工しやすくなります。

葉打ち機

蒸した直後の生葉を次の工程である粗揉工程で能率的な葉振い(生葉をムラなく乾燥させる)を行うための事前工程です。ここではまだ茶葉の揉み込みは致しません。

粗揉機

葉の表面の水分を除く「冷却」工程の後、熱風で揉みながら乾燥させます。所々に葉の形が残り、まだかなり湿った状態です。

揉捻機

茶葉に圧力を加え揉んでいく工程です。揉む操作をしながら、水分ムラを無くします。まだ、湿り気が残った状態で、少し塊の状態になります。

中揉機

熱風をあて葉を揉みながら、さらに水分を均一に除いていきます。揉捻に比べて葉がほぐれた状態ですが、少し湿っぽい感じです。

精揉機

茶葉に熱を加え乾かしながら、丁寧な「より」をかけて形を整えていきます。最後の「乾燥」にかけ、葉をしっかり乾かします。

乾燥機

揉みあげたお茶の葉を十分に乾かします。ここまでの工程で出来たお茶は荒茶と呼ばれます。元の生葉の約20%ほどの量になります。

最終仕上げ工程

荒茶加工(一次加工)を終えた茶葉を、翌年の新茶の時期まで品質が変わらない様一年間を通じて冷凍、冷蔵保存し随時吉泉園本社工場で最終仕上げ加工を行います。
この最終仕上げ工程を経て「八女感動茶」が出来上がります。

最終仕上げ工程

製品検査室

吉泉園には、製品検査室と呼ばれる場所があります。

そこには工場で最終工程を経て生まれた荒茶を製品にするために、重要な仕事を行う茶匠がいます。

みなさまにお届けする前に、茶葉の多様な性格を見極める、大変重要な作業です。

このため吉泉園のお茶職人、茶匠に、一切の妥協はゆるされません。

熱湯検査で茶葉の個性を見つけ、次に旨味検査で秀でた特徴を見つけます。

そして、形状・色つや・香り・水色・滋味の五つの点でお茶の個性を確認し、 全体が絡み合った逸品に完成させていくのです。

常に高品質のお茶を管理し、みなさまの信頼に応えられるよう、全身全霊をかけて製品検査を行います。

吉泉園の「八女感動茶」はここで十分吟味されて生まれるのです。

製品管理室

仕上げられたお茶は、素早く自動計算・充填機で衛生管理の元、袋詰めします。

鮮度を保つため、空気に触れる時間を最大限短くし、直接茶葉に触れることなく 衛生的に窒素ガス充填によって出来るだけ新鮮な状態の袋詰めをし、出荷致します。

セラミック特殊冷蔵庫

美味しいお茶を、その美味しさのままに届けたい。

そんな願いから、吉泉園が採用しているのが日本では珍しい、独自のセラミック冷蔵庫による保存方法です。

この専用冷蔵庫は、外気を完全にシャットアウト。

丹念につくりあげたお茶を常時最適な湿度と湿度の中におくことができます。

しかも、内部に設置した大量の セラミック板から放射される遠赤外線によって、お茶の鮮度を保持・熟成。

遠赤外線は、別名「育成光線」とも呼ばれ、太陽光線のなかでも人体に最も良い波長 (7〜14ミクロン)であり、水や肉・野菜などの細胞を活性化させ、その本体の味や香りを引き立てる働きをもっているともいわれます。

吉泉園のお茶は、こうした手間とこだわりの心を経て、みなさまのテーブルに届くのです。