初冬の候、霊巌寺奉納(れいがんじほうのう)の時節です。
招福壽茶(しょうふくことぶきちゃ)を始めたのは一九九六年。
先代の辰藏(たつぞう)が他界した翌年のこと。
お茶を通して、ひとさまの健康に寄与していこうと霊巌寺にてご祈祷いただいたのが始まり。
今では三十年続く茶行事として
年末にはゆく年への感謝を
新年にはくる年への祈願を込めた
歳暮の贈りものとして喜ばれています。
これからも、吉泉の茶想を大切にし心に残るお茶を作り続けたいと思います。
二〇二五年 冬
八女吉泉園茶舗 四代 吉泉辰藏、三姉妹
