秋の熟成茶
奥八女が秋化粧に染まる城、黒木町の吉泉では、熟成「初蔵出し茶」の芳醇な香りが漂いはじめます。
春の八十八夜の頃に摘んだ新芽を約半年間、蔵の中で時間をかけてじっくり熟成させてきました。
盛夏を越した茶葉は、熟されたワインのように味わいが変化し、より一層深みを増します。
そしていよいよ初蔵出しの神無月。
封を切る瞬間は、茶をつくる者にとのて格別であり、長い時間の
果てに得られる喜びの瞬間でもあります。
古くから現代に至るまで変わらずぬ手法で継承されてきた「初蔵出し」の儀式。
先人たちもきっと同じ遊びを得たことでしょう。
先人の知恵と技術に想いを馳せつつ、この季節にしか味わえない限定の一杯、吉泉の「初蔵出し茶」をぜひこの機会にお楽しみください。
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