辰藏の凪ノ茶

辰藏の凪ノ茶

四代吉泉辰藏✕長崎そのぎ茶=凪ノ茶(蒸し製玉緑茶)

辰藏初の県外茶は大村湾を一望できる東彼杵(ひがしそのぎ)の一級茶畑で出逢いました。

年間通して様々な茶産地を巡る辰は、拠点である九州で、同じ想いをもつ同志と茶づくりの情報共有を行ってきました。各産地にはまだ知られていない素晴らしい個性をもつお茶が存在するのです。今回ご紹介する「長崎そのぎ茶」もそのひとつです。
「長崎そのぎ茶」は、西九州独自の玉緑茶の一種です。茶葉はぐりっと丸まった形状が独特で、その見た目から「ぐり茶」や「勾玉/まがたま茶」と呼ばれます。
このお茶は、約80度弱のひとさましのお湯で淹れると、品種「つゆひかり」の爽やかな香りが立ちのぼります。渋みが少なく、すっさりとした甘みと濃厚なコクが特徴で、ひと息つきたい時におすすめの一泉といえます。大村湾から吹き抜ける潮風が独自の土地性と相まって、八女茶にはない個性をより魅力的なものにしています。この機会にぜひ冬風の一杯をお試しください。
※なくなり次第、販売終了となります。

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慈冬
2025慈冬

慈冬

初冬の候、霊巌寺奉納(れいがんじほうのう)の時節です。招福壽茶(しょうふくことぶきちゃ)を始めたのは一九九六年。 先代の辰藏(たつぞう)が他界した翌年のこと。お茶を通して、ひとさまの健康に寄与していこうと霊巌寺にてご祈祷いただいたのが始まり。今では三十年続く茶行事として年末にはゆく年への感謝を新年にはくる年への祈願を込めた歳暮の贈りものとして喜ばれています。これからも、吉泉の茶想を大切にし心に残るお茶を作り続けたいと思います。 二〇二五年 冬 八女吉泉園茶舗 四代 吉泉辰藏、三姉妹

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熟秋
2025熟秋

熟秋

錦秋の候、木犀香が漂う頃となりました。八女茶発祥の地、霊巌寺の山々も粧い深まりつつある秋の気配を感じます。そして、熟成された初蔵出しの八女茶をお披露目できることを嬉しく思います。奥八女特有の風土の中で、香気や旨味がぎゅっと、縮された芳醇な一泉は格別です。自然を相手に長くお茶づくりをしているとその度に「お茶は生きている!」と実感し全てのことに感謝の念が尽きません。吉泉のお茶が、日々のひとときに寄り添い団欒をもたらしてくれることを願って… 二〇二五年 秋八女吉泉園茶舗 四代 吉泉辰藏 三姉妹

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